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2007.9.
17

まじめなはなし

今日は祖父の七回忌が自宅であった。
毎回法要のときは遠く離れた両親の実家(つまり祖父)が檀家の住職さんがはるばるいらっしゃってくださるのだけど、お坊さんとしてはまだ若いほうだと思うのだがいつも法要のあとためになるお話をしてくださる。

お仏壇に手をあわせて拝むのは「癌が治る」とか「奇蹟が起こる」とかそんな類のご利益を求めるためではないのです。
もし自分自身が困難にみまわれたとき(つまり大切な人を亡くしたとき)それを乗り越えていくための手助けを求めて拝むのですよ、とお坊さんはおっしゃった。

ただ他力本願にお願いするのではなく、前向きに生きようと拝むことでつよい心が養われ結局はそれが自身を救うのですよ。御仏はその拝む対象になるという点で手助けをしてくださるのです。

つまりは自分自身がつよいこころをもつということが最も大切なことなのです、と。

プラス思考の好循環、てやつだと私は理解した。

ただ、本当に失いたくないものができると人は臆病になると私は最近感じる。
がんばれば取り返せると信じているからプラス思考でがんばれるけど、死んだ人は甦りはしないのだから、そんなときにも私はプラス思考になれるのだろうか。

考えたくないけれど考えさせられたお話だった。


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