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2004.7.
31

韓国

旅立ち

 今、最も旬な行き先ソウルへ会社の先輩と後輩と私の3人で行ってきた。
遅まきながら仕事上情報を得ておく必要に迫られてしかも途中からわざわざビデオを借りて見た「冬のソナタ」にはまったわけではないが、せっかくだから・・・とついでにチュンチョン(春川)のロケ地にも足をのばした。
ほーんと、食べる→寝る→起きるの繰り返しである意味すごい旅だった。。。
オリンピック前のこういう時期だからなのか、それとも北朝鮮との関係が微妙だからなのか、韓国の出国審査に伴うセキュリティーチェックは非常に厳しかった。金属探知機ゲートの前にスリッパが並べてあって、大人もおこちゃまも全員が靴をX線に通されるためにスリッパに履き替えなくてはいけなかった。
ひえー、厳しい?。
日本のセキリュティなんてまだまだ大甘だわね?。

「韓国=焼肉、または、キムチ」と思っていた私達は着くなり焼肉店へ直行!
現地に詳しい人と現地で合流したので、通訳付だし勇気100倍だあ、と確信していた。
緊張が緩んだのかその焼肉店に3時間くらい居座ってお腹いっぱい焼肉を食した。
ビールを頼むとき「オオビン、オオビン」といっているように聞こえたので、「そっかー、オオビンで通じるんだー」と思っていたら出てきたビールはどう見ても中ビン。でもよくよく見れば「OB」のラベルが・・・
なーんだ、「銘柄はOBビールね」と言ってたんだ。
韓国の焼肉屋さんでは、お肉だけ頼んだだけなのに、サラダやらキムチやらはっぱやら白菜のつけものらしきものやらホウレンソウやらの小皿がいくつもいくつもついてくる。しかもそれらはおかわりし放題!
なーんて良心的なんだー。
つい日本人のクセで、はっぱの枚数が少ないのでちぎってけちって食べていた。。。
むむー、食べ放題なら早く言ってよう。(まあ、言われたって韓国語わかんないけど)

私が一番おいしいと思ったのは春川タッカルビ。
鶏肉をたくさんのキャベツとおもちとかと甘辛く炒めたものなんだけど、庶民育ちの私としては牛肉より鶏肉の方が口にあう。おもちも細長い筒状のものなのですぐに火が通って食べやすい。
春川のレストランの人はさすがに日本語は話せなかったけど、私達の食べっぷりがよかったのか、うれしそうに「マシッソヨ?」と聞いてきた。
私達が唯一理解できる韓国語が偶然これだったのですかさず「マシッソヨ!」と答えるととっても満足そうにうなずいていたのが印象的だった。
やっぱり言葉ができるといいもんだなあ、と実感した瞬間でもあった。
心もおなかも満足(*’-‘*)!!

最後に絶対キムチ買って帰るぞーと決めていたので、ちょっとカッコつけてDFSではなくデパ地下に繰り出してみた。地元の人が買うようなの買おー、とかいって。
だがしかし、そこも完全に観光客向けと化していた。
何種類も売っているのだが、係員はDFSほどじゃないにしろ日本語ぺらぺーらだし。
だいたい包装が読めないんだからどれ買ったもんか検討もつかないでうろうろしていると、売り場の人が決定的な一言を放った。
「うちは無添加ですよ!」
その一言は3周近くぐるぐるしていた私達のハートを完全にわしづかみだった。
やっぱ中味が何か読めないだけに無添加なら安心だあ?ってわけだ。
この一言で私達3人でしめて10袋は売り上げた。
このおばさんはきっと毎回この伝家の宝刀を使っているにちがいない。
知ってか知らずか、なんと商売上手なのだ・・・

春川

自分達で列車で行くかバスで行くか色々迷ったけど、ツアーバスに乗った方が安いしチュンチョンでの移動も楽だという結論に達し、無理やりツアーバスにのせてもらう。
結局はちょうど台風がチェジュに上陸した日だったのでツアーバスでよかった。
きっと自分達で行ってたら途中で引き返してたと思う。

春川を目指してバスはひた走り、ガイドさんは一生懸命色々説明くれているのがわかったが、私達はひたすら寝ていた。
だって、月?金曜日までみっちり仕事に追われて、土曜日は朝一便で出発したのだ。5時起き!
そして土曜日の夜は半蒸幕でホテルへ帰ったのが夜中の12時前。
そして春川行きツアーの集合が8時。強行スケジュールだあぁぁぁ。
春川が近くなるとガイドさんが「起きろ」コールをする。
台風が南から追ってきているのでだんだん風が強くなっているのがわかる。
そして早速小さな船、といっても100人くらいは乗れるドラマで使ってた船で南怡島へ。
この大雨の中、まあツアーは雨だからといって急に中止にはできないけどさ、あまりにも多くの観光客がいることには驚いた。
なるほど噂に聞いていたように、女性が圧倒的に多い。しかも年齢層はかなり高め。
ソウルなんかだと日本人の若い女の子ばっかりみかけるけど、ここに若いコはついぞいない。
みんなたぶん寄せ集めのツアー客だと思うが、話題が「冬ソナ」で共通だからなのか、1グループかと思うほど仲がよさげだった。
まあ、よろしいことよ、争いあうよりね・・・

このツアーでの典型的な写真の撮り方の法則を発見した。
ロケ地のいたるところに、「冬のソナタロケ地」という日本語の文字にペ・ヨンジュンさんとチェ・ジウさんのアップの写真がのっているガラスで加工された看板が設置されているのだけど、彼女達はたいがい、主役の2人が離れて写っているのを利用してペ・ヨンジュンさん側に立って2ショット写真をとっていた。または離れた2人の間にたって自分と彼とツーショットにしているのがあきらかにカメラアングルでわかる。
・・・・
すごいパワーだ。。。。
わたしははっきりいって、チェ・ジウさんの方が好きだけどな。
もちろん美人なんだけど、正統派美人て感じではなくって、透明でかわいらしい雰囲気がとってもいいかんじ。
日本で言う松嶋菜々子さんと共通のものを感じる。
ガイドさんによればペ・ヨンジュンさんがこれほどに人気なのは日本だけらしい。
そらそうだよなあ。あの微笑にアジア中の女性がやられていたら、こわすぎる。
ロッテ免税店では入店すればペ・ヨンジュンさんのポスターがもられるのは知っていたけど、行ってみて仰天した。
だって、免税店直通のエレベーターの扉が全面そのポスターなんだもんね。
もちろん閉まった扉の前で記念撮影されまくっていたのはいうまでもない・・・
でも店内の等身大のポスターはきちんとなくなってなかった。誰かが持って帰っちゃいそうだと思ってたけど、そのへんのマナー意識はあるらしい。
そしてそんなヨン様中毒の人たちのことを「ヨンフルエンザ」とかいうらしい。
ヨンフルエンザだけに激しくて治りにくいらしい。しかも特効薬はないとか・・・(^^ゞ

今流行っているらしい韓国エステ、半蒸幕。
早い話がサウナへ入って、人参風呂入って、垢すりとマッサージしてくれる約2時間のコース。
私達はホテルから近かったので江南地区の永東半蒸幕というところに行ったのだけど、施設もきれいだし親切丁寧だしとってもよかった。
肌が強くないのであんながさがさの布で垢すりされたら死ぬ、と思って垢すりは断ったのだけどオバサンが勝手にこすって「こーんなに出るよ。やさしくやるから」と言われた時にゃ断れなかった。
後から思ったけどあれは作戦だわ。だってそのおばさんは日本語できなかったから。その言葉だけ知ってんだわ。
でも結果的にはどこも痛くなかったしお肌もつーるつるになって、とってもよかった。
これは定期的に来るべきだと確信したくらいだ。
顔パックもしてもらって(こっちは肌が弱くて化粧水選びにも困るくらいなので低刺激なものに変更してもらった)とーっても潤った。
もったいなかったのでその晩は顔もあらわず化粧水もつけなかったけど翌朝も非常に潤っていい感じだった。

ハングル

 前に韓国に来た時は全然ハングルも読めなくて、バスの行き先を探すにも四苦八苦したので今回はハングルだけは読めるようにしとこう!ということで事前にお勉強。
幸い冬ソナブームで参考書がいろいろ売られていたので独学でもけっこうたやすかった。
韓国語の最大の特徴は日本語と語順が全く同じだということ。
つまり単語さえ覚えれば日本語をそのまま置き換えればよいのだ。
でもこの簡単そうなことが私を混乱さす。
英語とドイツ語が邪魔をする。
今までは外国語=英語・ドイツ語だったので、外国語といえば主語+動詞の順で考えるクセがあまりにも身についてしまった。主語がない場合が多くて動詞が最後にくる韓国語がどうも外国語という定義で私の脳に納まってくれないのだ。
英語やドイツ語の場合は(ドイツ語はほんのあいさつ程度しかできないけど)、自分が言いたいことをいったん頭の中で組み立ててから主語・動詞の順に口にする癖が自然についているから、外国語でありながら主語・動詞が先にこないってゆーのがどうしてもな・・・
ま、慣れればこれほど簡単な外国語はないのかもしれない。
しかーし、字が読めないってのはヒジョーにイタイ。
英語にしろドイツ語にしろフランス語にしろもとはアルファベットだ。
習いはじめるのは中学生になってからだけど、アルファベットは小学生で習うので少なくても自然に読めた。
でもハングルの場合、字を読むところから始めないといけない。
知っている単語でも母音・子音をひとつづつ解読していくのは時間がかかってしゃーない。
視覚的に一瞬で判読できるようになるまでにどれだけの時間がかかることやら・・・。
読む方はあきらめて会話に集中すっかな・・・。


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